寝室をバリアフリー化して安心できる空間にしよう

今後の自分たちのためや両親のために、寝室をバリアフリー化しようと考えている方は多いことでしょう。ただ、どのようにしてバリアフリー化すれば良いのか分からないかもしれません。この記事ではそのような方向けに、寝室の具体的なバリアフリー化や業者の選び方などについて紹介します。

寝室のバリアフリー化、具体的にどんなもの?

寝室をバリアフリー化するといっても、具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか。ここでは、寝室のバリアフリー化における主なポイントを8つピックアップしました。

①段差の排除

高齢者の場合、ちょっとした段差でも引っかかってしまう恐れがあります。そのような危険性を減らすために、寝室の段差を減らします。段差がなければ、スムーズに寝室へ入れるでしょう。

②部屋の拡張

もしかすると、今後一人で生活できなくようになってしまい、介護が必要になるかもしれません。そのような場合に備えて、寝室を拡張します。広い部屋であれば介助者も快適に仕事でき、介護しやすくなります。

③滑らない床材を使用

転倒やつまずきは段差だけではなく、床材が原因で起こることもあります。寝室が滑りやすい床材であれば、段差に引っかかってなくても滑って転んでしまうかもしれません。もし滑りにくい床材に変えるのであれば、今後車イスでの移動にも耐えられる素材を選ぶのが良いでしょう。

④手すりの取り付け

手すりがあれば、寝室から他の部屋へと移動しやすくなります。また、腰を下ろす際や立ち上がる際に体の負担を減らしてくれるという役目もあります。手すりを設置する場合は、寝室の出入り口やベッドの横などが良いでしょう。

⑤ヒートショック対策

ヒートショックとは、急激な温度変化で血圧が乱高下することで心臓に負担がかかってしまうこと。心筋梗塞や脳卒中の引き金になってしまう可能性もあり、特に11月から2月までの冬が起きやすいとされています。

このヒートショック対策として挙げられるのが、床暖房を設置する方法です。床暖房があれば急激な温度変化を防ぐことができ、ヒートショックの防止に繋がります。

⑥万が一に備えた装置の設置

呼び出しチャイムのような装置があれば、急なことが起きた時でもすぐに対応しやすくなります。

⑧トイレを寝室近くに設置

夜にトイレへ行く際、向かう途中で何かにひっかかってしまうかもしれません。そのような危険性を減らして安全にトイレへ行くために、できる限りトイレを寝室近くに設置します。

また、暗い時でも安心して移動しやすくするために、フットライトを設置して足元を照らす方法もあります。足元が明るければ、床に障害物があっても引っかかる前に見つけられるでしょう。

寝室以外をバリアフリー化する場合は?

もし寝室以外もバリアフリー化したいのであれば、以下の項目をチェックしてみてください。全体的にバリアフリー化することにより、安全で過ごしやすい家へとなるでしょう。

車椅子生活を想定したリフォームを

今は普通に歩けるとしても、将来的に車椅子生活となってしまう可能性もあります。そのような事を考えて、車椅子生活を想定したバリアフリー化をするのがおすすめ。上記で述べたような、段差の排除や床材の変更なども車椅子生活を想定したバリアフリー化の1つと言えます。

その他、車椅子の高さに合わせて洗面台やテーブルなどを調整することも大切。車椅子に乗っていないといしても、洗面台のところに椅子を置いておくことで、身体の負担を減らして利用できます。

玄関にはスロープを設置

もし玄関に段差がある場合、上記でも述べたように転倒の危険性があります。また、車椅子であれば段差を登るのが大変になってしまうでしょう。

スムーズかつ楽に家の中へ入るためにも、玄関にスロープを設置してみましょう。スロープがあれば、高齢者や車椅子の方だけではなく、妊婦の方でも安心して利用できます。

ただし、スロープを設置する際はある程度広いスペースが必要になるため、検討している際は設置スペースに注意しましょう。

バスルームは2つのポイントに気をつける

バスルームをバリアフリー化させたいのであれば、広さと床材という2つのポイントに気をつけましょう。

バスルームが狭い場合、介助者が動きにくくなるせいで思うように介護ができません。広ければ、介護しやすくなるため安心できるでしょう。床材は、滑りにくい素材を使うことにより転倒を防ぐことができるため、高齢者や子供が安全に利用できます。

全体的なバリアフリー化は誰でも住みやすい家に

もちろん、全体的なバリアフリー化は寝室だけのバリアフリー化と比べて費用がかかるもの。しかし、全体的にバリアフリー化することで、どんな方でも住みやすい家となり、快適な生活が過ごせるようになります。

どのような業者に依頼するのが良い?

もしこれからバリアフリー化を行うのであれば、依頼する業者を決めなければなりません。ただ、初めて相談する方にとってはどのようにして選べば良いのか迷うことでしょう。そこで、ここでは業者の選び方について紹介します。

これまでバリアフリー化の実績がある

業者を選ぶのであれば、これまで寝室のバリアフリー化をしたことがある業者を探してみましょう。実績があれば、これまでの経験や知識を活かしてリフォームしてくれます。また、相談時にバリアフリー化のサンプル写真や映像を見せてくれるかもしれません。

担当者との相性が良い

担当者との相性が良ければ話し合いやすく、自分の理想を伝えやすくなります。しかし、相性が悪い場合はあなたの考えと業者の考えがうまく合わず、イマイチな結果で終わってしまうかもしれません。担当者の態度や話し方などをチェックし、自分に合っているかどうか見極めてみましょう。

大手と地元、どっちが良い?

人によっては、「大手の業者と地元の業者、どっちに依頼すればいいの?」という悩みを抱えているかもしれません。そこで、簡単に双方のメリット・デメリットをまとめてみました。

メリットデメリット
大手業者・実績が多い
・知名度がある
・しっかりとした保証とアフターケア
・料金が高い
・伝達が遅い
地元業者・安い
・地域にあった提案をしてくれる
・伝達が早い
・知名度が低い
・実績が少ない可能性がある
・保証やアフターケアや不十分な場合がある

大手業者の場合は知名度や実績が多いというメリットがありますが、一方で中間マージンの影響で費用が高いことや担当者から業者への伝達が早くないことなどのデメリットがあります。

地元業者の場合は費用を抑えて作業してくれる上に、地域の環境に合わせた施工をしてくれます。また、伝達が早い上に急な用事でも対応してもらいやすいということもメリットです。デメリットは、知名度が低いことや保証やアフターケアにばらつきがあることなどが挙げられます。

それぞれ比較しながら決めることが大切

バリアフリー化のリフォームをしてくれる業者は数多くあるため、各社の見積もり結果を比較しながら決めることが大切です。比較するにより、各社の特徴や料金の差などが見えてくるでしょう。

寝室のバリアフリー化で安心できる部屋に

今回は、寝室の具体的なバリアフリー化や業者の選び方などについて紹介しました。バリアフリー化は誰でも住みやすくする役目を果たしてくれるため、ぜひ検討してみて下さい。