理想の浴槽に交換するためにおすすめの種類とメーカーを解説

浴槽は長く使っていると、どんなに手入れをしていても劣化が目立ってしまいます。汚れが落ちにくくなったり、傷が入ったりなど、見た目にも不衛生です。キレイな浴槽にするには思い切って交換するほかありません。

ただし、浴槽は滅多に選ぶ機会のない設備。一体どんな浴槽を選ぶのがベストなのか、わからない人が大半でしょう。

本記事ではおすすめの浴槽の種類を具体的に解説していきます。メーカーごとの特徴もあわせて解説するので、参考にしてみてください。

新しい浴槽はFRPがおすすめ

浴槽のタイプはいくつか種類がありますが、基本的にFRPと呼ばれるタイプがおすすめです。FRPとは強化プラスチックのこと。軽くて頑丈という性質から、浴槽の素材として広く使われています。

以下では、FRP浴槽のメリットについて詳しく解説していきます。

FPR浴槽は選択肢が多い

FRP浴槽を選ぶ利点は選択肢が多いことです。価格帯が幅広く、安いもので1万。高いものだと30万を超えます。平均的な商品は5万~10万が相場です。予算に応じた品質を選べます。

FRP浴槽は大きさ、デザインも豊富なので、必ず自宅の浴室にあったものがあるといっても過言ではありません。少々、特殊な間取りだったとしても、ピッタリ収まるサイズが見つかることでしょう。

新しく浴槽を購入するときは、まずはFRP浴槽から探してみてください。

FRP浴槽は機能面が安定している

FRP浴槽は機能面が安定している点も見逃せません。具体的には、耐久性と保湿性、メンテナンス性に優れています。浴槽に求められる機能をすべて抑えているといえるでしょう。

まず、FPR浴槽は素材の特性から少々のことでは傷がつきません。物を落としても、割れて破片が飛び散る心配がないので安心です。水分を適度に吸収する保湿性能も高いので、入浴中に浴室が乾燥することを防いでくれます。

また、表面がなめらかなため、汚れが付着しづらいのもポイント。少々の水垢、カビ汚れなら、磨くだけですぐに落ちます。頑丈で手入れがカンタンなのが、FRP浴槽です。

浴槽には他に2つの種類がある

浴槽にこだわりがある人は、FRP浴槽だとイメージと違うことがあります。高級感が欲しい、昔ながらの浴槽がいいという人は、以下の2つのタイプについてもチェックしてみてください。

人工大理石浴槽

浴槽に高級感やオシャレさを求める人は人工大理石浴槽がおすすめです。人工大理石浴槽は名前のとおり、化学素材で大理石の質感を出した浴槽。浴室を高級ホテルのような雰囲気にすることができます。

ただし、人工大理石浴槽の多くは10万を超える価格。FRP浴槽よりも高額なコストがかかります。価格を抑えた商品もありますが、大理石の質感が安っぽく、逆に浴室の雰囲気を台無しにするでしょう。

予算に大きな余裕がある場合のみ、人工大理石浴槽を検討してみてください。

ホーロー浴槽

昔ながらの浴槽をイメージしている人は、ホーロー浴槽をチェックしてみるといいでしょう。ホーローは鉄素材をコーティングした素材。保温性が高いため、昔は浴槽に広く使われていました。

ホーロー浴槽は安いもので10万程度。FRP浴槽と同じような予算で購入できます。しかし、ホーロー浴槽は重量があるのがデメリット。運搬に人手が必要なため、施工料金が高くなることがあります。

FRP浴槽に比べて大きなメリットもないため、こだわりがある人のみ選びましょう。

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バスタブの交換やリフォームやの基礎知識|安く抑えるコツ・費用相場を解説

浴槽メーカーによる特徴の違い

浴槽はメーカーによっても特徴が違います。各メーカーの特徴を知れば、自分の理想の浴槽を選びやすくなるでしょう。

メーカーごとの詳しい特徴は以下を参考にしてください。

ハウステック

ハウステックの浴槽は、シンブルで機能性に優れた商品が多くあります。戸建て、賃貸に関わらずラインナップが豊富。価格も手ごろなので、手堅く選びたいときにはおすすめのメーカーです。

さらにハウステックはバリアフリーに対応している浴槽が多いことも特徴。高齢者でもラクにまたげる高さの商品などがあります。耐用年数も長く、将来を見据えた商品選びが可能です。

2世帯で同居している場合や、老後のことを考えている人はハウステックの商品が向いているといえるでしょう。

積水ホームテクノ

積水ホームテクノは誰でも使いやすい浴槽にこだわっています。年齢や性別に関わらず、安心安全に使える設計が魅力。なめらかなディティールの商品が多く、ぶつけたときのケガのリスクを抑えられます。

主力商品の「バスサルーンエスコート」は配管がカンタンで、置きたい浴室の間取りを選びません。レイアウトの自由度が高いと人気となっています。本体の形状もシンプル。

浴槽に使いやすさを求めるなら、積水ホームテクノに問い合わせてみるといいでしょう。

パナソニック

パナソニックは機能的な浴槽に定評があります。戸建てリフォーム用の浴槽には「スゴピカ素材」というガラス系素材を採用。汚れがカンタンに落ち、掃除がすぐに終わります。

保温性も高く、冬場も湯冷めしにくい設計です。長風呂が好きな人や、半身浴が好きな人にぴったり。浴槽を変えるだけで入浴の質が上がることを感じさせてくれます。

快適な入浴にこだわりたい人はパナソニックの商品をチェックしてみてください。

TOTO

TOTOはメンテナンス性に優れたオプションが豊富です。代表的なのは「おそうじ浴槽」と呼ばれる自動洗浄機能。入浴後にボタンを押すだけで、浴槽に取り付けられたノズルが自動で内部を洗ってくれます。家事を時短してくれる主婦の強い味方です。

また、床に敷く「ほっカラリ床」というクッションも好評。冬場も冷気から足を守り、ヒザをついても痛まないようにしてくれます。

浴槽にさまざまなオプションをつけたいときはTOTOを選ぶといいでしょう。

浴槽と一緒にリフォームしたい設備

現在、使用中の浴槽が劣化している人は周辺設備も同様に劣化していることが多いです。快適な入浴を実現するには、浴槽と一緒にリフォームしたほうがいいでしょう。

以下では、浴槽と一緒に重点的にリフォームしたい設備を解説していきます。

浴槽パネル

浴槽だけ変えても浴室内のパネルが劣化していたらせっかくリフォームをしても、なんだかパッとしませんよね。

パネルの交換自体はさほど大きな費用が掛からないので、浴槽交換時に一緒にリフォームをされる方が多いです。また既存の床や壁の上から張り付けることも可能なのでさほど難しくかんじることはありません。

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排水溝・循環口の交換

お風呂を使用していると、劣化する部品として排水溝・循環口があります。1年通して、ほぼ毎日水が循環している箇所は、コケや水垢、汚れなどが蓄積していきます。

清掃や細かい部品ごとでも交換も可能ですね、自分でメンテナンスなどもできるようになっているので、気になっている方は一度お手入れすることをお勧めします。

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浴室の壁

浴槽の壁もリフォーム候補に挙がります。浴槽の汚れがひどいときは、同様に浴室の壁、床も汚れていることが多いでしょう。せっかく新品の浴槽を購入しても、壁や床が汚れていたら台無しです。

とくに壁、床がタイル張りの浴室は劣化具合をしっかりチェックしましょう。もし、タイルや土台にヒビなどの傷があれば補修か張り替えが必須です。水の侵食により、急にタイルが剥がれることがあります。

浴室の壁の劣化が著しいときは、専門的なクリーニングや補修を検討してみてください。

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浴室タイルの張り替えはいくらかかる?費用を抑える3つのテク

浴室鏡

浴室の鏡は防湿加工を施していますが、長期間使っていると加工が劣化してきて、曇っていてよく見えない、といったことがよくあります。

耐用年数にするとおよそ10年~と言われていますが、使用頻度や使い方によってもっと縮まります。水垢の発生などが気になるところでしょう。

浴室の鏡は自分で交換することも簡単なので、リフォームをお考えであれば浴室鏡の交換も検討してみましょう。

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誰でも3時間でできる浴室鏡の交換方法!手入れで新品状態を保つコツ

浴槽の交換を依頼する業者の選び方

浴槽の交換を決断すると、次に困るのが業者の選び方です。浴槽の交換は工務店や水回り業者など、さまざまな業者に依頼することができます。複数の選択肢があるため、いざ選ぶとなると難しいものです。

以下では、浴槽交換を依頼する業者の選び方を解説していきます。

各資格を取得している業者を選ぼう

浴槽交換を依頼する業者を選ぶときは、各専門的な資格を保有しているか確認しましょう。小規模なリフォームの場合、無資格でも施工が行えることがあります。無資格業者は悪徳業者の可能性があるため注意が必要です。

仮に悪徳業者に依頼してしまうと、施工に問題があるといったトラブルのリスクが高まります。適正な見積もり額を出してもらえないこともあるので、注意が必要です。

できれば、事前にホームページなどを確認して、リフォームに関連する資格を保有している業者を選ぶようにしてください。

メーカー保証の知識があるか確認

業者と事前相談をするときは、メーカー保証の知識があるか確認しましょう。浴槽は各メーカーごとに保証期間、サポート内容が違います。事前に業者にどういった保証があるのか聞いておくのが無難です。

優良業者であれば、相談者の希望にあった保証のある商品を紹介してくれます。保証について説明をしてくれないときは、十分な知識がなく、信頼感に欠ける業者です。あるいは在庫処分のために押し売りをしている可能性があります。

業者が真摯に対応してくれるか見極めるためにも、メーカー保証については詳しく聞いておきましょう。

細かな要望に応えてくれる業者がベスト

浴槽の交換を依頼する理想の業者は、細かな要望を聞いてくれる業者です。浴室は各住宅やライフスタイルによって使い勝手が違うもの。相談者の意見を尊重してリフォームプランを提案してくれる業者がベストです。

たとえば、細かな相談もなしにすぐに施工を促してくる業者はよくありません。いざ施工が終わってみると、イメージと違うといったケースもあり得ます。

浴槽を交換するときは、じっくり打ち合わせをしてくれる業者を選びましょう。

自分の理想にあった浴槽を選択しよう

浴槽を交換するのにおすすめの種類を解説してきました。浴槽にはいくつか種類がありますが、理由がなければFRP浴槽を選ぶのが確実です。選択肢が豊富で、手ごろな価格で抑えられます。

メーカーごとにも特徴が違うので、本記事を参考に自分が求める浴槽をイメージしてみてください。ぴったりの商品が見つかれば、快適な入浴を実現することができます。