クッションフロアを張り替える前に!お手入れしやすい選び方や注意点

比較的低コストでリフォーム出来るクッションフロアは、柄や色が豊富なため選ぶのに迷ってしまいがち。今回はお手入れのしやすさや壁紙の色による選び方についてご紹介していきます。

さらには機能性豊かなクッションフロアに張り替える際の注意点なども解説していきます。ご自宅のキッチンや洗面所、トイレや居室などをクッションフロアに張り替えたいとお考えの方はぜひ参考にしてください。

クッションフロアを選ぶポイント

塩化ビニル樹脂で出来ているクッションフロアは、文字通りクッション性がありお子様や高齢者、ペットにも優しい床材です。木目や石柄など色柄のバリエーションが豊富なのも大きなメリットですが、選択肢が多いほど選ぶのに迷ってしまうことも。

こちらではお手入れのしやすさや汚れの目立ちにくさよる選び方をご紹介。サンプルで選ぶ際の秘訣なども解説していきます。

掃除の頻度で色や柄をチョイス

掃除を週に何回するかでクッションフロアを選ぶと、床に落ちた髪の毛などの汚れが目立ちにくくなります。特に床の掃除機かけを週に1~2回程度するという方は、濃い色のクッションフロアがおすすめ。

というのも洗面所やトイレなどの水廻りは家族が毎日使うため、髪の毛やホコリが溜まりやすい場所です。そこに白や明るい色のクッションフロアだと髪の毛などが大変目立ってしまいます。

ダーク系のクッションフロアなら髪の毛はそれほど目立ちませんが、白っぽい石柄やプレーンタイプの柄を選ぶ際は掃除の頻度によって選ぶと良いでしょう。

デコボコしていると汚れが溜まりやすい

クッションフロアの表面に凹凸があるものは、汚れが溜まりやすく落としにくいということを覚えておきましょう。タイル調やパターン柄のクッションフロアには、本物そっくりに見せるために凹凸の付いたものがあります。

目地模様に沿って浮き上がっているようなデザインは、確かに高級感がありおしゃれに見えます。ただ凹んでいる部分に汚れが溜まりやすいのも事実。

お掃除シートなどで軽く表面をなぞっただけでは溝に入った汚れは落ちませんので、雑巾などで丁寧にこすり落とすようなお手入れをしなければいけないことがあります。

壁紙の色やインテリアで選ぶ

壁や天井に貼ったクロスの色や、お部屋のインテリアに合わせてクッションフロアを選ぶという方法があります。基本的に内装は同系色を選ぶとまとまりが出ます。

さらに天井から壁、床と目線が下がるにつれて濃い色の配色にすると落ち着きが出るのでおすすめ。この選び方だと床の汚れが目立ちにくくなるので、一石二鳥になります。

サンプルを取り寄せて柄の大きさを確認

もしクッションフロアを選ぶ際にサンプルを取り寄せることが可能なら、実物を見て色や柄の大きさを確認してださい。

クッションフロアを選ぶ際に見本帳を見て候補を絞り切れない時には、リフォーム業者に依頼すれば2~3種類のサンプルを取り寄せられることがあります。自分でクッションフロアを注文する際も、希望のサンプルを事前に手に入れられることも。

クッションフロアの柄にはモザイクタイルのような細かい柄から50㎝ほどの大きな柄まであります。狭い場所には小さな柄が、広い場所には大きな柄が合いますし、実物を触ることで質感や踏み心地も体感できます。

実際に張ってから「こんな色・柄だと思わなかった」と後悔しないよう、なるべく大きなサンプルで確認することをおすすめします。

機能性のあるクッションフロアで快適に

クッションフロアには様々な機能を持つものがあります。施工する部屋に応じてクッションフロアの機能を選べれば、より快適に部屋を使えるでしょう。

消臭機能

クッションフロアには、悪臭の原因となる物質を吸着して分解する消臭機能を持つものがあります。嫌な匂いが発生しやすくこもりがちな洗面所やトイレはもちろん、寝室やリビングにもおすすめ。

消臭機能のックッションフロアは介護施設などにも多数採用されているので、介護が必要な家族が居るお宅の居室スペースで多く選ばれています。

また室内飼いのペットがいても、おしっこ等の匂いを分解してくれます。クッションロアは適度なクッション性がある床材なので、お年寄りやペットの足腰にも安心です。

抗菌・防カビ機能

病気の原因となる菌の繁殖や水廻りで気になるカビの繁殖を抑える機能を持つクッションフロアがあります。表面に抗菌剤を塗布したり、抗菌材自体を本体に練りこむことで菌の増殖を抑制します。

水を使う洗面所や菌が気になるキッチン、トイレなどの水廻りにおすすめ。安全性に配慮した方法を採用しているので、ペットや小さい子供がいても安心です。

表面強化

クッションフロアには表面に特殊な加工を施しており、傷が付きにくい商品があります。家族が良く通る場所でも傷みにくく、ペットのひっかき傷もガードしてくれます。

また表面加工と低発泡を組み合わせ、家具による凹みの緩和に効果的なクッションフロアもおすすめ。

クッションフロアというとそのクッション性から、重い家具を長時間置くと跡が付きやすいというデメリットがありました。それを解消してくれるということで、部屋の模様替えや家具の配置換えの時にも以前の置き場所が気になりません。

遮音・衝撃吸収機能

発泡層が厚いクッションフロアは、足音が階下に響きにくく走り回っても衝撃が伝わりにくい特徴があります。特にマンションなどの集合住宅では、足音や生活音が隣や上下階に響いていないか気になるところ。

遮音性や衝撃吸収性の高いクッションフロアを選べば、階下への足音だけでなく転倒時の衝撃を和らげてくれる効果も。小さなお子様のいるマンション住まいの方や、転倒しやすいお年寄りのいるお宅におすすめです。

防滑機能

表面に特殊加工を施した滑りにくいクッションフロアがあります。お風呂からあがって濡れた素足でも滑りにくいので脱衣所や洗面所によく使用されています。

さらに表面加工をプラスしたクッションフロアなら玄関のたたきにも施工可能。雨に濡れた靴でも滑らず、汚れが落としやすいのでお手入れも簡単です。

クッションフロアを張り替える費用相場

クッションフロアを実際に張り替える際には、どの位の費用がかかるのでしょうか?業者に依頼する場合とDIYで張る時に相場をご紹介していきます。

業者に依頼して新規張り替え

既存の床材を剥がしてクッションフロアを張り替える工事を、業者に依頼すると㎡当たり3,000円前後かかります。ただしクッションフロア自体の単価によって価格が上下します。

トイレなど狭い場所なら費用を抑えられる思いがちですが、人件費や経費は広い場所とそれほど変わらないため、かえって割高になることも。費用を抑えるには複数の場所に同じタイミングで施工してもらうことをおすすめします。

工期や費用を抑える重ね張り

既存の床の上からクッションフロアを重ね張りすると、床材の撤去や処分費用を抑えられるため㎡当たり2,000円前後で済むでしょう。リフォーム費用を抑えられ、工事期間も短くて済むので時間や予算に制限がある方におすすめです。

ただし既存の床材に浮きや大きな傷が無いことが条件となります。また重ねて張ると床に厚みが出てドアなどの開け閉めに影響が出る場合があります。

クッションフロアのフカフカとした踏み心地が苦手な方は、その感触が増す恐れがありますので重ね張りでの施工は避けた方が良いでしょう。

部分張り替えや巾木交換

クッションフロアの傷んだ部分だけを部分的に張り替えたり、巾木の交換のみの補修なら費用を抑えられます。予算をあまりかけずにリフォームしたいという方におすすめです。

しかし同じ柄のクッションフロアを見つける手間がかかったり、経年劣化で色褪せた他の部分との差が目立ってしまうことも。さらに家具の移動などが発生すると費用が追加されますので、床の状態などを確認して見積もりを出してもらいましょう。

DIYなら低予算で張り替え可能

DIYでクッションフロアを張り替えるなら材料代や道具代だけで済むことがあります。既存のフローリングなどの上からの重ね張りは比較的施工が簡単にできます。

シート状のクッションフロアを部屋の大きさに合わせてヘラとカッターを使って切り取り、両面テープを使って張っていきます。つなぎ目には柄合わせを行い、ローラーなどで中の空気を抜くとキレイに仕上がります。

クッションフロアを張り替える際の注意点

クッションフロアを張り替えるにはいくつかの注意点に気を付けましょう。

重ね張りでは段差ができることも

既存の床材の上に施工する重ね張りでは、クッションフロアを張っていない部分との段差ができてしまいます。1.8~2.5mmほどの厚みがあるクッションフロアの段差によって、高齢者や子供がつまづいて転倒してしまう危険も。

またその部分から剥がれやすくなることも考えられます。特に生活動線に当たる場合は、段差解消のへの字金具を使用して段差を解消しましょう。

クッションフロアの重ね張りでは段差解消の他にも、ドアやキッチンの収納扉が開けにくくなったりします。重ね張りをするには、施工によってどんな影響が出るか考えてからにしましょう。

湿気対策は万全に

クッションフロアを畳の上などに重ね張りする場合には湿気対策をキチンとしましょう。畳に十分な湿気対策を施さないと、部屋を退去する際、クッションフロアを剥がしたらカビだらけになっている恐れがあります。

基本的に畳にクッションフロアを重ね張りする際には、専用の防カビシートや備長炭を使った防カビ仕様のシートなどを畳の上に敷いてください。半永久的に使える商品も多いので、引っ越した先でも使えるでしょう。

床下地に補修が必要な場合も

クッションフロアに張り替える際、床材を剥がしてみたら予想以上に傷んでいて下地を補修しなければならないことがあります。これは実際に床を剥がしてみないと分からないことが多いので、プロの業者でも予想が付きにくいのが実情。

てきせつな補修を施さないと土台が腐ってきたり、家の構造に重大な影響を及ぼす恐れがあります。築年数が経っている住宅で床を張り替える際には、下地の補修費用まで予算に組み込んでおくと慌てずに対処できます。

丁寧な下地作りがポイント

クッションフロアを張る際には、丁寧な下地作りが成功のポイントになります。これはDIYで重ね張りする場合にも有効で、下の床がデコボコしたままでクッションフロアを張ると、接着剤の付きが悪くてはがれやすくなったり、継ぎ目が浮いてきてキレイに仕上がらなくなります。

既存のクッションフロアに重ね張りする時には、表面の汚れやごみを取り除いた後に傷や浮きが無いかチェックしましょう。大きな凹みが見つかったら下地処理剤で凹みを埋めて紙やすりなどで表面を平らに削る作業が必要になります。

掃除しやすいクッションフロアへ張り替えよう

クッションフロアには多彩な色やデザインがあるため、掃除のしやすさや汚れの目立ちにくさで選ぶと後のメンテナンスが楽になります。リフォーム方法も業者に依頼する張り替えやDIYでの重ね張りがありますので、予算や住宅事情に応じて選んでください。

クッションフロアを張り替える際には適切な下地の補修や湿気対策を行い、転倒しないように段差の解消が必要となります。機能的でリーズナブルにリフォームできる床材ですので、選び方や施工方法を良く考えて貼り替えリフォームを成功させましょう。