キッチン扉の交換費用と素材ごとの特徴をわかりやすく解説

キッチンのリフォームでよくあるのが、キッチン扉の交換です。古いキッチン扉はどうしても塗装が剥げたり、傷でボロボロになっていたりします。見栄えが悪くなると、気分よくキッチンを使うことができません。

本記事をお読みのあなたも、古びたキッチンの印象を変えるべく、扉の交換を検討していることでしょう。

本記事ではキッチン扉を交換するための費用を具体的に解説していきます。素材ごとの特徴も解説しているので、キッチン扉を選ぶときの参考にしてみてください。

キッチン扉を交換するための費用

キッチン扉を交換するための費用は、おおむね5万~10万円が相場です。小規模なキッチンであれば、1万円程度で済むこともあります。ただし、同じ枚数の交換でも、高品質な商品を選ぶと総額が跳ね上がるので気をつけてください。

また、収納スペースが大きいキッチンでは、扉の面積が広いため、少ない枚数でも高額になりやすいです。

具体的な費用については、各リフォーム業者に見積もりを出してもらってください。

キッチン扉に使われる素材

キッチン扉に使われる素材はいくつか種類があります。素材によって大きく質感が異なるため、自宅のキッチンにあったものを選ぶことが大事です。

以下では、キッチン扉の素材として代表的なものを6つ解説していきます。

化粧シート

化粧シートは木製の板に樹脂で作ったシートを貼ったものです。単価が安いため、キッチン扉の素材として広く採用されています。デザインのバリエーションも豊富なので、オシャレなキッチンにしたい人におすすめの素材です。

また、化粧シートは手入れがカンタンというメリットがあります。少々の汚れは雑巾で水ぶきするだけでOK。安さと機能性を兼ね揃えています。

キッチン扉を選ぶときは、最初に化粧シート製のものからチェックしてみてください。

メラミン

メラミンは特殊な樹脂を加熱して固めた化粧板です。通常の化粧シートよりも頑丈で、傷がつきにくい特性があります。耐水性も高く、キッチン扉としては理想の素材です。業者に問い合わせると、真っ先におすすめされる素材でもあります。

ただし、メラミンは化粧シートよりも高価な商品が多いのが欠点。交換する枚数が多いと、一気に費用が跳ね上がってしまいます。

予算オーバーしてしまう人は、シンク周辺だけメラミンにするなどの工夫をしてみてください。

ステンレス

ステンレスは工業製品にも多く使われている合金の鋼です。耐水性が強く、サビにくい特徴があります。おそらく、お使いのキッチンのシンクや天板がステンレスという人は多いでしょう。もちろん、キッチン扉の素材としても申し分ありません。

注意点としては表面に傷がつきやすいこと。調理器具を落としたりすると、凹みや擦り傷が目立ってしまいます。使用には問題が出ることは少ないですが、人によっては気になることでしょう。デザインのバリエーションも少ないのが難点。

メンテナンス性やオシャレさを考えるなら、化粧シートやメラミンを選んだほうが無難です。

ホーロー

ホーローは鉄にガラスコーティングを施した素材です。独特のツヤがあり、キッチンに明るさと清潔感を与えてくれます。熱に強いため、揚げ物の油が跳ねた程度では傷みません。手入れもカンタンなのが特徴です。

欠点は大きく破損すると修復が難しいことです。表面のガラス質が割れてしまうと、内部の鉄がすぐにサビてしまいます。丁寧に扱わないと、長く使い続けることはできません。

キッチンの間取りに余裕があるときに向いている素材といえます。

木製

キッチン扉には防水コーティングを施した木製商品もあります。木目を活かしたデザインが豊富にあり、オシャレな素材です。価格も安いものから、高級品まで幅広くあります。予算に応じた商品を選べるのが特徴です。

ただし、防水コーティングが施されているとはいえ、耐水性は他の素材よりも低いです。調味料などがこぼれたままになっていると、シミになって消えないこともあります。耐久性も低いので、ちょっとしたことで傷がつくのも難点です。

もし、木製のキッチン扉を選ぶときは、手入れを怠ってはいけないことを覚えておきましょう。

人工大理石

数は少ないですが、人工大理石を採用したキッチン扉もあります。人工大理石はアクリルやポリエステルを使った天然石風の素材。キッチンでは天板として採用されることが多いです。

人工大理石のメリットは高級感のある雰囲気を作れること。キッチン全体に品の良さを演出してくれます。

欠点としては、キッチン扉の素材としては重すぎること。人によっては扉の開閉をするだけで大きな負担になります。

価格も他の素材に比べて安いわけではないので、理由がなければ選ばないほうがいいでしょう。

キッチン扉は取っ手の形も重要

キッチン扉は素材だけではなく、取っ手の形も重要です。取っ手の形によって使い勝手が大きく変化します。

以下では、取っ手の形ごとの特性を解説していくので参考にしてみてください。

機能的なハンドルタイプ

指を引っかけるハンドルタイプは、機能性に優れています。弱い力で扉の開閉ができるため、女性やお年寄りでも使いやすいです。重たいステンレスやホーローの扉なら、ハンドルタイプにするといいでしょう。

また、ハンドルタイプは通常時にタオルなどをかけておくことができます。調理中に手が汚れても、すぐにふくことができるので便利です。

機能性を重視するなら、ハンドルタイプの取っ手を付けてみてください。

動線を邪魔しないライン取っ手

キッチンが狭いときは、凹みに指をかけるライン型の取っ手を選ぶといいでしょう。出っ張りがないため、キッチン内の動線を邪魔することがありません。不注意でぶつかることがないので安心です。

ただし、ライン型の取っ手は商品によっては凹みが物足りないことがあります。指をかけることが難しく、スムーズに扉の開閉ができないケースがあるので注意しましょう。

ライン型の取っ手を選ぶときは、開閉がスムーズにできるか実際に試してから購入してください。

デザインの幅が広いつまみタイプ

デザインにこだわりたい人は、指で挟むつまみタイプの取っ手がおすすめです。つまみタイプの取っ手は円形や長方形のもの。細部に飾りを施したものと、オシャレな商品が多いです。素材も木製からステンレスまで幅広い選択肢があります。

注意点は、他のタイプの取っ手よりも出っ張りがあること。デザインにもよりますが、キッチン内で動き回るときに邪魔になりやすいです。

つまみタイプの取っ手を付けるときは、サイズ感を意識して選んでください。

キッチン扉はベニヤ板でDIYが可能

キッチン扉は市販のベニヤ板を使えば、DIYで製作することも可能です。DIYに慣れている人であれば、塗装や細工でアレンジするのもカンタン。材料は一般的なホームセンターですべて揃うので、交換費用を抑えることもできます。

ただし、収納スペースなどの素材が大きく劣化している場合、作業途中に破損してしまうこともあります。破損が大きいとDIYでの修復が難しくなるので、注意しましょう。

もし、キッチン扉の周辺が傷んでいるようであれば、素直に業者に交換と補強を依頼してください。

キッチン扉を交換するときの注意点

キッチン扉を交換するときはいくつかの注意点があります。何も知らずに新しいキッチン扉を選んでしまうと、思わぬトラブルになることも。

以下では、新しいキッチン扉を選ぶときに抑えておきたいポイントを解説していきます。

1枚だけの交換はコスパが悪い

キッチン扉を交換するときは、劣化している1枚のみの交換はやめましょう。施工を業者に依頼すると、必ず一定額の施工費がかかります。1枚だけの交換と、複数枚の交換の施工費は大差ないので、全体の扉を新調したほうがお得です。

仮に1枚だけ交換してしまうと、他の部分よりキレイなため、浮いてしまう可能性があります。たとえ、色味が同じでも多少の違和感は隠せません。

全体に統一感を出すためにも、一度にすべての扉を新調することをおすすめします。

住宅環境によっては木製はNG

住宅環境によっては木製のキッチン扉はNGのことがあります。具体的には、住宅の周囲に自然が多い場合。森林や野山が多いと、木製の扉は害虫の被害にあいやすくなります。新品の扉もすぐに傷んでしまう可能性があるので注意が必要です。

害虫被害の可能性があるときは、できればステンレスやホーロー素材を選んでください。金属素材は害虫が寄り付かないので、おすすめです。

どうしても木製の扉を選びたいときは、防虫コーティングを施して対策するようにしましょう。

キッチン扉だけ新しいと馴染まない

キッチン本体が古い場合、キッチン扉だけを新調すると馴染まないことがあります。具体的には、天板は色あせているのに、キッチン扉だけ鮮やかといった感じです。せっかく新しいキッチン扉をつけても、違和感があれば台無しです。

もし、新しいキッチン扉が馴染まないといったときはアンティーク塗装がおすすめです。新しいキッチン扉にニスや特殊な塗料を塗り、人工的に古ぼけた雰囲気を演出できます。

ただし、素材によってはアンティーク塗装ができないこともあるので、事前に業者に問い合わせておきましょう。

キッチン扉を新しくして雰囲気を一新

キッチン扉の交換費用、素材ごとの特徴を解説してきました。キッチン扉はキッチンの顔ともいえる存在。全体を一新することで、キッチンの雰囲気が大きく変わります。

キッチン扉の交換を検討している人は、ぜひ本記事を参考にお気に入りの素材を見つけてみてください。古くなったキッチンでも、新鮮な気持ちで使うことができます。