外壁タイルは初期費用が300万!?費用を抑えるコツやポイント

家の外壁は、様々な種類が用意されているため、どれを選ぶのか迷ってしまいがちですよね。最近の主流はサイディング系ですが、外壁タイルはメンテナンス費用が抑えられますし、他の外壁にはない雰囲気も魅力的です。

そこで今回は外壁タイルの費用相場や、外壁タイルの特徴などを説明していきます。外壁タイルにするか悩んでいる人や、高級感のある外壁にしたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

外壁をタイルにする費用相場

1㎡
1万3,000~4万円

外壁をタイルにするときの費用相場は、1㎡あたり1万3,000~4万円です。他の外壁と比べても、タイルは非常に高額な施工となり、建物の大きさによっては300万円以上の費用が発生することもあります。

また、上記の費用だけでなく、足場代や養生費、運搬費なども発生してしまうため施工規模によっては500万円以上必要になることも多いです。なるべく費用を抑えたいと考えている人にとっては、タイルはハードルが高いでしょう。

外壁タイルの特徴

ここからは外壁タイルの特徴についてまとめていきます。外壁タイルのどんな点が、他の外壁と比べて優れているのか知りたい人は参考にしてください

重厚感がある

外壁タイルの一番の特徴は、重厚感と高級感です。高温で焼き固めて出来たタイルは、素朴な味わいのものから、凝ったデザインのものまで幅広く用意されています。

タイルを模して作られたサイディングも多くありますが、本物のタイルと比べると重厚感や高級感は劣ってしまいます。実際にタイルとサイディングを見比べてみることで分かるので、在宅展示場や見学会などに参加してみても良いでしょう。

自分好みのタイルが見つけやすい

外壁タイルは、様々なメーカーが販売しているため自分好みのタイルが見つけやすいという特徴があります。レンガだけでも、高級感が強調されるダークブラウンやヨーロッパテイストのブラウンなど、コンセプトに合わせて選べるほどの種類があります。

また、タイルは汚れがつきにくいという特徴を持っているため、他の外壁では選びにくいホワイトなどの色も選びやすくなっています。

耐久性が高くメンテナンスの頻度が少ない

外壁タイルをメンテナンスフリーだと表現しているサイトもありますが、実際には外壁タイルでもメンテナンスは必要です。ですが、他の外壁材と比べるとメンテナンス周期が長くなっているため、メンテナンスコストが抑えられます。

また、タイルは天然資源から作られた無機質材料のため劣化しないという特徴があり、非常に耐久性が優れています。ただし、タイル自体は劣化しませんが、下地や目地は劣化してしまうためメンテナンスは必要です。

外壁タイルのデメリットと対策方法

ここからは外壁タイルのデメリットと、デメリットの対策方法について説明していきます。外壁タイルは優れた特徴を持つ外壁材ですが、デメリットもあります。ですが、対策や考え方次第でデメリットを少なくできるので見ていきましょう。

職人の腕に左右される

外壁タイルは、職人の腕に仕上がりが左右されてしまいます。仮に腕がイマイチな職人に依頼してしまうと、浮きや剥がれが発生してしまい耐久性が劣ってしまうこともあります。

腕の良い職人に任せれば安心!

腕がイマイチな職人に依頼してしまうと、仕上がりの見栄えが悪かったり、浮きや剥がれが発生してしまいますが、腕の良い職人に任せるだけで抜群の仕上がりになります。

そのため、外壁タイルを選ぶ際には優良業者を見極めることが非常に大切です。必ず複数の業者に見積もりを取り、過去の実績や完成図などを見せてもらうことで、優良業者は簡単に見分けられます。

初期費用が高くなる

外壁をタイルにする費用相場でも説明しましたが、外壁タイルは他の外壁材と比べると初期費用は高くなってしまいます。新築で外壁タイルにする場合は300万円以上かかることも多いですが、窯業系サイディングは150万円程度です。

初期費用として考えると2倍以上差があることになるため、初期費用を抑えたいと考えている人にとっては外壁タイルは選びにくい外壁材となっています。

長期的に見れば外壁タイルは安い!

初期費用が高くなってしまう外壁タイルですが、反対にメンテナンス費用はかなり安く抑えられます。メンテナンスは10年に1回、目地の充填や打ち直しがほとんどですが、平均30~50万円程度の費用です。

反対に窯業系サイディングなどは10年に1回のメンテナンスで平均100万円程度かかるため、長く住み続けると仮定すると外壁タイルのほうが安く抑えられます。

タイル外壁のメンテナンス方法

ここからはタイル外壁のメンテナンス方法について解説していきます。タイルは耐久性は高いものの、浮きや剥がれなどが発生してしまうこともあります。メンテナンスや補修などに費用がいくら必要なのか知っていきましょう。

タイル洗浄

高圧洗浄の費用
2万~5万円

タイルの汚れが酷くなってきた場合は、基本的には水洗いだけで問題ありません。また、水洗いの頻度も年に1回程度で十分で、洗車用に使う柔らかいブラシやスポンジで洗いましょう。

ただし、ブラシやスポンジで落ちない汚れがあった場合や、高所の汚れが目立つ場合は業者に高圧洗浄を依頼することになり2万~5万円程度の費用が発生します。

建物によっては足場代や養生代が必要になるため、20万~30万円程度の費用がかかることもあるため覚えておきましょう。

タイルの浮き補修

1箇所あたりの費用
500~900円

タイルが浮いている箇所は、ピンニング工法で補修を行います。複数の箇所で浮きが発生している場合は、タイル内部に樹脂を注入して固定する工事を行うこともあります。

ピンニング工法は1箇所あたり500~900円程度で抑えられますが、箇所が多くなってしまうと費用が高くなるため注意しましょう。

タイルの交換

1枚あたりの費用
500円程度

タイルが欠けたり、ひび割れや剥がれが発生した場合はタイルを新しいものに交換することもあります。タイルを交換する場合は、1枚あたり500円程度の費用で交換可能です。

シーリング充填工事

1㎡あたりの費用
700~1,200円

外壁タイルでは、外壁に加わる衝撃を吸収して被害を抑えるためにコーキングが充填されています。コーキングは紫外線の影響で劣化してしまうこともあり、5~8年程度で点検して、劣化している場合は交換が必要です。

1㎡あたり700~1,200円程度の費用で交換が可能なため、費用的な負担は抑えられますが、忘れないように注意しましょう。

メンテナンスの手間がかからないタイルの種類

外壁タイルには複数の種類があり、種類によってはメンテナンスの手間を抑えられるものもあります。そこで、ここからはメンテナンスの手間を極力減らせるタイルについて説明していきます。

陶器質タイル

陶器質タイルは、変色や劣化がしにくくなっているので、メンテナンスの手間を減らしたいときにおすすめの外壁タイルです。吸水率が高い外壁タイルなので、寒冷地以外に住んでいる人におすすめできます。

磁器質タイル

磁器質タイルは、陶器質タイルとは正反対で、吸水率が非常に低い外壁タイルです。なので、寒冷地でメンテナンスの手間を減らしたいというときにおすすめの外壁タイルになります。

寒冷地で陶器質タイルを選んでしまうと、吸水した水分が凍結してタイル自体を破壊する原因にもなってしまいます。磁器質タイルは吸水率が低いため、タイルが壊れる原因になりませんし、耐摩耗性も高いためおすすめです。

外壁タイル以外にタイル調にできる外壁

ここまで、外壁タイルの特徴やデメリットについて説明してきましたが、見た目は良いものの、初期費用が高すぎて困るという人も多いかと思います。そこで、ここからはタイル調にできる外壁について説明していきます。

窯業系サイディング

窯業系サイディングは、デザインやカラーが豊富なため、タイル調やレンガ調のものも用意されています。外壁タイルより、初期費用は抑えられますし、外壁タイルより耐震性に優れているというメリットもあるため、地震が心配な人にもおすすめです。

窯業系サイディングは、1㎡あたり4,000~6,000円程度で抑えられるため、外壁タイルで300万円必要な住宅の場合は、150万程度の費用に抑えることが可能です。

外壁タイルの見た目は好みなものの、外壁タイルの初期費用は高すぎるという人に、窯業系サイディングはおすすめの外壁になります。

金属系サイディング

サイディング系の1つである金属系サイディングでも、タイル調の外壁にすることが可能です。費用も1㎡あたり4,000~6,000円程度なので、外壁タイルの半分程度に抑えることができます。

窯業系サイディングと比べると、金属ならではの質感があるため、モダンでシャープな雰囲気を作りやすい外壁材です。窯業系サイディングのタイルより、高級感あるイメージにしたいというときに金属系サイディングはおすすめできます。

外壁タイルとサイディングの比較表

外壁材初期費用メンテナンス費用耐用年数
タイル1㎡あたり1万3,000~4万30~50万(10年)40年
サイディング1㎡あたり4,000~6,000円100~150万円(10年)30年

タイルとサイディングの比較表が上記になります。タイルは初期費用が高いものの、メンテナンス費用と耐用年数では、サイディングよりも優れています。

ただし、サイディングの方が圧倒的に初期費用は抑えられるため、予算に合わせて選ぶと良いでしょう。

まとめ

今回は外壁タイルの特徴や費用相場、デメリットなどを説明してきました。外壁タイルは重厚感溢れるデザインで、他の外壁材と比べて高級感がありますが、初期費用が高いというデメリットがあります。

初期費用が高い分、メンテナンスコストが抑えられるというメリットもあるため、予算に合わせて外壁タイルにするか、他の外壁材にするか選んでいきましょう。

窯業系サイディングや金属系サイディングであれば、外壁タイルに近い外壁を選べるため、外壁タイルの雰囲気に近いものを探しているという人は参考にしてください。