ガルバリウムの外壁の塗装方法は?具体的な手順と費用を解説

建材として広く使われているガルバリウム。自宅の外壁がガルバリウム製という人も多いでしょう。しかし、ガルバリウムの外壁は定期的なメンテナンスが必要不可欠。

おそらく、あなたも入居時に定期的に塗装し直すように説明を受けたはずでず。古くなった外壁を見て、塗装の方法を調べているのではないでしょうか。

本記事ではガルバリウムの外壁の塗装手順を具体的に解説していきます。業者に塗装を依頼するときの注意点も解説しているので、参考にしてみてください。

ガルバリウムの外壁を塗装する手順

ガルバリウムの外壁を塗装するためには、工程をいくつかに分ける必要があります。具体的には以下のとおりです。

サビ落とし

まず、ガルバリウムに生じたサビを落とす必要があります。グラインダー、高圧洗浄機といった専用工具を使い、丁寧にサビを落としてください。

同時にサビがついていないツルツルの部分をザラつかせましょう。あえて表面に凹凸を作ることで、塗料の吸着をよくすることができます。ザラつかせる手間をはぶくと、塗料を塗ってもすぐに落ちてしまうので注意してください。

もし、外壁に目立つ穴などが開いていれば、サビを落としたタイミングで補修するといいでしょう。補修した部分もなるべくザラつかせておきます。

サビが完全に落ち、全体がまんべんなくザラザラした表面になれば、第一段階は終了です。

下塗り

サビ落としの次は下塗りを行います。下塗りは後に塗る塗料の色乗りをよくするための作業。下塗りをせずに、仕上げの塗料を塗っても、吸着せずにはがれてしまいます。面倒な工程ですが、必ず行いましょう。

ガルバリウムの下塗りでは「防錆プライマー」という塗料を使います。防錆プライマーは名前のとおり、サビを抑制可能。ガルバリウムの寿命を延ばすために必要な成分が含まれています。

普通の建材で使う下塗り塗料とは違うことを覚えておきましょう。

上塗り

最後に仕上げとして上塗りを行います。上塗りは外壁の質感、色を決めるための工程です。上塗りをすることで、ガルバリウムの耐久性を向上させる狙いもあります。

上塗りに使われる塗料はいくつか種類がありますが、主流なのは「シリコン塗料」です。シリコン塗料は耐久性があり、カラーバリエーションも豊富にあります。

好きな色のシリコン塗料が決まれば、後はローラーやスプレーガンといった工具で塗っていきます。キレイに塗るコツは全体を1回塗ったあと、日を置いてから2回目の塗装をすることです。

多重に塗料を重ねることで、色ムラを抑えて滑らかな仕上がりになります。

ガルバリウムの外壁の塗装費用

ガルバリウムの外壁の塗装費用は、業者に依頼した場合、床面積100㎡につき80万~120万円ほどが相場です。一般的な一戸建ての床面積は80㎡から100㎡前後なので、おおむね相場通りの費用が必要と考えてください。

ただし、低階層の外壁だけなら、費用はもっと安くなります。代わりに高さのある外壁の塗装は、塗料代、施工料に加えて足場代が必要です。足場が必要になる場合は、工期が伸びることもあります。

詳しくは業者に現地調査に来てもらい、具体的な見積もりを出してもらいましょう。

ガルバリウムの外壁は定期的な塗装が必要

ガルバリウムの外壁は、見た目がキレイなままでも定期的な塗装が必要です。塗装は外観を美しく見せるだけではなく、ガルバリウムの品質維持に貢献しています。

たとえば、塗装が落ちた部分は雨水が直に触れ、サビ・腐食が発生しやすくなります。外壁の中腹がサビると、全体の耐久性がもろくなり、場合によっては新規に取り替えなければなりません。

塗装しなければ、後々に莫大な費用がかかることになります。とくに元の表面と同系色で塗装している場合は注意が必要。塗装が落ちても気づきにくいので、定期的に塗り直すことが重要です。

ガルバリウムの建材は初心者は扱いづらい

ガルバリウムを使った外壁、屋根は初心者が自力でメンテナンスをするのには不向きです。ガルバリウムの手入れは、プロの職人でも神経を使う作業。素人が下手にいじれば、思わぬトラブルが発生します。

たとえば、塗装費用を説明したときに、意外に高いと思った人もいるはず。節約のためにDIYで塗装しようと考えていないでしょうか。最初に解説した手順で行うことはできますが、ある程度の日曜大工に慣れていないと難しいでしょう。

技術のない人がガルバリウムに塗装を行うと、劣化が深刻になることもあります。自信がない人は予算を惜しまず、プロの業者に依頼することを考えてください。

業者に塗装を依頼するときの注意点

ガルバリウムの塗装はDIYより、業者に依頼したほうが無難です。ただし、適当に業者を選んでいいわけではありません。トラブルを未然に防ぐために、しっかりした業者を選ぶことが必要です。

以下では、業者にガルバリウムの塗装を依頼するときの注意点を解説していきます。

ガルバリウムに慣れた業者に依頼しよう

ガルバリウムの塗装は実績豊富な業者に依頼しましょう。ガルバリウムは経験豊富な職人でないと、扱いが難しい建材です。何度もガルバリウムを扱っている業者であれば、現場に出てくる職人も慣れている可能性が高まります。

とくにガルバリウム以外の面で評判が高い業者は要注意。他の工程ではプロでも、ガルバリウムに限っては素人というケースもあり得ます。下手な仕上がりになれば、時期を置かずに再塗装が必要となることも。

業者に依頼するときは、必ずガルバリウムの扱い実績について確認してください。

メーカー保証について確認しよう

ガルバリウムは耐久性に定評のある素材。少々のことでは破損しないために、メーカー保証がついているものが多いです。ただし、保証から外れる条件があるため、事前に業者に確認しておきましょう。

たとえば、メーカーによっては現場で加工したガルバリウム外壁は保証外としていることがあります。業者にはメンテナンスの際、保証外の作業を行うのか確認してみてください。場合によっては後でトラブルになることもあります。

もちろん自分でも保証条件についてメーカーに確認したほうがいいでしょう。現場では、保証について詳しくない職人が誤った作業をすることもあります。不審な動きがあったときに、すぐに静止できるように予備知識を身に着けておいてください。

長期的なサポートをしてくれるか確認しよう

業者に依頼するときは、継続的なサポートがあるか確認してみましょう。ガルバリウムは定期的なメンテナンスがどうしても必要です。定期メンテナンスの長期契約を結ぶことで、費用を割引してくれる業者もあります。

優良業者であれば、メンテナンスの目安、普段の手入れ方法なども解説してくれるでしょう。外壁の色味に飽きたときは、塗り替えプランも提示してくれます。

ガルバリウムの塗装を業者に依頼するときは、長期サポートを判断基準の1つにしてみてください。

ガルバリウムの外壁は定期的なメンテナンスが大事

ガルバリウムの外壁に塗装する方法、塗装にかかる費用を解説してきました。ガルバリウムはプロでも扱いが難しい建材。できれば、メンテナンスは業者に依頼したほうが安心です。

もし、業者に塗装を依頼するのであれば、本記事で解説した注意点を参考にしてください。優良業者に出会うことができれば、結果的にメンテナンス費用を安く抑えることにつながります。