外壁の張り替え費用や注意点は?初心者にもわかりやすく解説!

「自宅の外壁の張り替えはどのくらい費用がかかるのだろう?」とお悩みの人も多いでしょう。

塗装によるメンテナンスに比べ、張り替えによるメンテナンスは様々な劣化状況に対処できますが、反面、費用が高くなりがちです。必要のない張り替えは余計に費用がかかってしまうため、ぜひとも合理的な選択をしたいものです。

そこで、今回は外壁の張り替えを行う前に確認すべきことや実際の張り替え費用、メンテナンス内容などを詳しく解説していきます。

これから外壁のメンテナンスをしようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

外壁を張り替える前に確認すること

外壁を張り替えるまえに、劣化状況や張り替えの規模を確認しておくと、後で後悔しなくて済みます。事前に確認しておきましょう。

張り替えの必要性を劣化状況から確認する

外壁の劣化状況は、状態の進行度によって張り替えが適しているかどうか判断する必要があります。

カビ・コケなどが表面に付着している場合は、比較的軽度の劣化状況と言えます。いますぐ修繕が必要なわけではありませんので、この場合は張り替えよりも上から塗装するなどで対処したほうが良いでしょう。

塗装の剥離やチョーキングという外壁の表面から粉が出てくる場合は、カビやコケが発生している場合よりも状態は悪いと言えます。塗料が完全に表面を守る機能を失っているので、下地が見えるまでに張り替えを検討しましょう。

クラックという外壁部分のひび割れや外壁の剥離は最も状態が深刻と言えます。この場合は、内部への雨水の浸食など二次的な悪営業も起こりますので、張り替えが必要になります。

張り替えの規模を確認する

いずれの劣化状況でも、劣化している部分がどのくらいあるのか範囲を確認しておくことが必要です。

外壁の内部に雨漏りなどが合った場合、放置すると建物の建て直しが必要になるほど深刻化します。このような場合は広範囲の張り替えが必要になってきます。

サイディング外壁で一部だけ劣化が進んでしまった場合は部分張り替えで対処できることもありますので業者に部分張り替えが可能かどうかを検討してもらいましょう。

ただし、サイディング外壁の部分的な張替えは他の部分から色が浮き出て見えることがあるので、外観に注意しましょう。

外壁の張り替えに必要な費用

外壁の張り替えにかかる費用は一般的に150万円~250万円程度と言われています。

また、新しく張り替えるサイディングボードの種類によっても価格が変動します。4つのサイディングボードの特徴と費用をそれぞれ見ていきましょう。

窯業系サイディングの場合

現在最も普及しているサイディングで、好みの見た目を作りやすい素材です。コストパフォーマンスが優れているわけではありませんがデザイン性が高いためよく利用されています。

30坪の場合の材料費の相場は60万円程度です。

金属系サイディングの場合

非常に軽量で外壁の重ね張りによく利用されています。

コストパフォーマンスに優れていますが、反面、見た目があまり選べないため窯業系サイディングよりも普及率は低めです。

30坪の材料費の相場は48万円程度です。

木質系サイディングの場合

木質系サイディングは、デザイン性が高く木目によるこだわりの見た目にしたいという場合に人気の素材です。木材のため費や水に弱く、メンテナンスが他の材料に比べて多いというデメリットもあります。

木目の落ち着いた外壁にしたい人に向いています。

30坪の費用相場は72万円程度です。

樹脂系サイディングの場合

施工難易度が高く扱える業者が少ないため日本では普及率が低く、一般的な過程ではほとんど使用されていません。

しかし耐久性が高くメンテナンスがほとんどいらないため手間を掛けたくない人に向いています。

初期費用は高いものの、導入後のメンテナンス頻度は低いため、長く使いたい方には向いています。

30坪の素材の費用相場は108万円程度と最も高い素材です。

その他の費用

4つのサイディングのほかに、元の外壁がサイディングかモルタルかによって撤去費用が異なってきます。

サイディング外壁の撤去であれば10万円~20万円程度、モルタル外壁は撤去に手間がかかるため15万円~30万円程度の費用が必要です。

忘れずに見積もっておきましょう。

外壁メンテナンスの見積もり計算方法

外壁のメンテナンスの見積もりが適切かどうかを判断するには、外壁張り替え工事の流れを知っておく必要があります。順を追って説明していきます。

外壁張り替え工事の流れ

外壁の張り替え工事は、まず足場を組み、既存の外壁の撤去作業から始めます。

次に、断熱材チェックを行います。 築15年以上たっている建物の時は、気密の悪い断熱材が入っているので、断熱材を確認します。

チェックが終わると、専門の職人がサイディングの割り付け、張り込みを行い、その後開口部・換気孔まわり、コーキング処理を順に行います。

これらが終わると、釘を打ったところやサイディングの切り口などを奇麗に仕上げ、撤去作業を行うという流れになります。

それぞれの工事の費用

外壁の張り替え工事を費用ごとに見ていきましょう。今回は30坪(100平方メートル)の外壁を想定しています。

まず、足場の組み立て費用ですが、こちらの相場は平均して10万円程度となっています。もちろん、足場が必要ない低い位置での作業であれば、この費用はかかりません。

次に、施工費ですが、こちらは40万円~70万円程度となります。この費用は業者によって大きく費用が異なるため、事前に見積もりを比較しておきましょう。

シーリングにかかる費用は15万円前後、材料費にかかる費用は50万円~110万円前後です。特に材料費は上記のように素材によって費用が異なるため、予算に応じて選ぶようにしましょう。

さらに既存外壁の解体費用が20万円前後、諸経費として20万円前後を見積もっておくと余裕を持った予算組ができます。

これらを合わせて、費用は150万円~250万円程度が一般的です。

外壁を張り替える場合の工事期間

外壁の張り替えは思った以上に時間を要します。既存の外壁を剥がしてサイディングに張り替える際には2週間〜4週間程度の工期がかかります。

サイディング工事は雨の影響を受けやすいため天候不良が続くと1ヵ月以上かかることもあるので、余裕を持ったスケジュールを立てておきましょう。

既存の外壁は、モルタル外壁よりもサイディング外壁の方が工事期間が長くなる傾向にあります。また、内部の劣化が激しい場合は、補強に時間がかかるため工事期間はさらに延びることがあります。

自分で外壁を張り替える際の注意点

外壁の張り替えは、塗装よりも難易度が高く、自分で行うことはおすすめしません。

特に劣化が激しい場合、危険が伴う作業の場合は絶対に自分で作業をすることは避けましょう。

また、プロの業者に現場を見てもらうことにより、実は張り替えではなく塗装などで対応が可能な場合もあります。自分一人で判断するのではなく、プロの劣化状況を判断してもらう方が安心です。

自分で貼り替えを行うのであれば、極めて部分的な外壁の剥がれやクラックなどへの対応にしておきましょう。

外壁を張り替える際の業者選定のコツ

外壁の張り替えは、3つ以上の業者に相見積もりを依頼することをおすすめします。 2社だけではわからない場合で3社に見積もりを依頼することで適正価格を知ることができます。

また、時期になると業者からの訪問セールスが来ることがありますが、基本的に訪問セールスを行う優良業者はいないため、断りましょう。訪問セールスの場合は、見積もりを他者と比較できないため、費用面で大きく損をしてしまうことがあります。

外壁の張り替えは判断が難しく費用や施工期間も必要なため、失敗すると大きな損失を被ります。業者の選定は慎重に行い、後悔のない工事にしましょう。