サイディングの塗装は必要?知らないと損する外壁の基礎知識

デザイン豊富で経年劣化しにくく、工事費用も安く済むサイディング外壁。近年では、多くの住宅にサイディングが取り入れられています。

しかし、サイディング外壁は定期的なメンテナンスが必要です。「塗装をすすめられたけど、本当に必要?」「どんな業者を選べばいいか分からない」と悩んでいる人が多いのではないでしょうか。

今回はサイディング塗装の必要性について紹介していきます。サイディング塗装のメンテナンスで悩んでいる人は、最後まで読んで参考にしてみてください!

サイディング塗装の基礎知識

家を建てるとき、外壁の選択肢として「サイディング」「外壁タイル」「塗り壁」があります。中でもサイディングは、他の外壁よりも工事費用が抑えられて、デザインも豊富なので人気です。

しかし、サイディングは定期的なメンテナンスが必要な外壁でもあります。とくに防水性の面で、サイディングの塗り替えは必要不可欠です。

では、サイディング塗装の必要性やメリット、デメリットについて紹介していきます!

サイディングを塗装する必要性

サイディングは、定期的に塗装を塗り替える必要があります。なぜなら、サイディングボード自体に防水効果がないからです。

サイディングボードは、もともと塗装がしてある状態で出荷されます。しかし、経年劣化によって塗装の防水効果が切れてしまうので、放っておくと雨が浸入してしまうのです。

雨が浸入すると家の構造自体が腐敗したり、シロアリが発生してしまう場合もあります。家の腐敗が進めば、倒壊してしまう可能性もあるので大変危険です。

サイディング塗装は見た目の問題だけでなく、外壁の性質上、定期的な塗装やメンテナンスが必要なことを頭に入れておきましょう。

サイディング塗装のメリット

サイディング塗装をすることで、雨水の侵入を防ぎ建物の劣化を防ぎます。構造の腐敗やカビ、シロアリなどによる虫害を防ぐので、建物を長持ちさせる手段として必要不可欠です。

定期的にメンテナンスしておけば、新築のような外観を保てるだけでなく、家を丈夫に保つ上でもメリットばかり。サイディング塗装によって雨水が侵入しなければ、断熱材の劣化を防いで省エネにもつながります。

また、サイディング塗装の劣化を放置すると、サイディング自体が劣化します。サイディング自体の取り換え工事が必要になった場合、メンテナンス費用が莫大に高くなるため、定期的にサイディング塗装をしておいた方がお得です。

サイディング塗装のデメリット

サイディング塗装は家の美観や強度を保つ上でメリットばかりですが、デメリットもあります。まずはなんといっても、100万円近い費用が掛かってしまうことです。

サイディング塗装業者の中には悪徳業者もまぎれていることがあります。悪徳業者に依頼してしまうと、劣悪な塗装工事の上に高額な費用を請求されてしまうので、業者選びには注意が必要です。

また、慣れていない業者に依頼すると、数年でサイディングが劣化してしまう場合があります。塗装によってデザインが変わってしまう場合もあるので、費用や業者選びの観点ではデメリットもあるといえるでしょう。

サイディング塗装の適正時期

大切なマイホームを守るうえで、必要不可欠なサイディング塗装。では、サイディングはどれくらいを目安にメンテナンスすれば良いのでしょうか?

では、サイディング塗装の適正時期を紹介します。悪徳な業者に騙されないためにも、知識として覚えておきましょう。

築年数10年~15年が目安

サイディング塗装は、築年数10~15年が目安です。サイディングボードに使用されている塗料の防水効果が10年ほどで劣化してくるので、10年目くらいから塗装を検討しましょう。

天候の状況によっては7~8年くらいで劣化してしまう場合もありますので、外壁の状態を見ながら早めに検討しておくのがおすすめ。年数がたてばたつほど塗料は劣化し、防水効果が失われていくので、できるだけ早めにサイディング塗装をしておくと安心です。

シーリングやサイディング自体のひび割れがある

サイディングボード同士の隙間を埋めるシーリングの亀裂や劣化が視られる場合は、補修を検討しましょう。シーリングの劣化は雨漏りの原因につながり、サイディングを劣化させます。

平屋ならシーリングだけの工事でもいいですが、2階建て以上だとシーリング工事だけでも足場を組むことになるので、サイディング塗装とセットで工事する方がお得。築年数が10年前後で、シーリングに細かい亀裂が入り始めたなら、サイディングのメンテナンスを一緒に検討しましょう。

また、サイディング塗装にヒビが入ったり、塗装が剥がれている場合はすぐに塗り替えや補修が必要です。雨が侵入して断熱材が劣化したり、構造が腐敗して倒壊する危険があるので、早めに対処しましょう。

色褪せやカビの発生

外壁が色あせてきたら、塗料が劣化しているサイン。触ってみて、白い粉が手についてくる場合は「チョーキング」といって、防水効果がなくなっています。築10年くらいたち、外壁が色あせてきたら塗装のタイミングと考えるのが簡単です。

また、サイディングにカビやコケが生え始めた場合も塗装のタイミング。カビを放置すると健康にも良くないので、早めに対処しましょう。

サイディング塗装の費用と業者の選び方

サイディング塗装をする上で、重要なのが業者選び。サイディング塗装の知識や経験が豊富で、適正価格の見積もりを出してくれる誠実な業者を選びましょう。

優良な業者が多いですが、中には訪問販売などを使って高額な工事費用を請求する悪徳業者もあるので注意が必要です。悪徳業者に騙されないためにも、業者の選び方を心得ておきましょう。

サイディング塗装の平均的な費用

サイディング塗装の費用相場は、30~40坪の一軒家を想定すると大体60~120万円です。塗装する範囲の大きさや塗料の種類、築年数や劣化状況によって費用が変動します。

塗料は「フッ素系塗料」「シリコン系塗料」「ウレタン系塗料」があります。「フッ素系塗料」は耐用年数が15~20年と長めですが、1回あたりの費用は高くなるので一般住宅で使用されることは稀です。

「シリコン系塗料」は耐用年数が8年~10年で、耐久性とコストのバランスが最も優れている人気の塗料。「ウレタン系塗料」は安いのですが耐用年数が短いので、今ではあまり使われていません。

塗料以外にも、人件費や足場、素地補修などに費用がかかります。10年に1回のペースでメンテナンスに100万円前後かかってしまうのは大きな出費ですが、長く住むことを考えると必要な修繕費用といえるでしょう。

過度な割引を提示する業者は要注意

過度な値引きを売りにしている業者は要注意。一旦高すぎる費用を提示してから「今回は特別に……」と大幅な値引きを見せてくる手法で、値引き後でも相場より高い場合が少なくありません。

「今日契約してくれれば安くなる」など言って、今すぐ契約させるのは悪徳業者がよく使う手口です。もったいないと思わずに「比較してから検討します」とはっきり言いましょう。

怪しいと思ったら、相手の会社名や電話番号をインターネットで検索してみてください。ホームページがしっかりしていたり、信用できる口コミが複数あれば検討してもいいでしょう。

見積りや提案の内容の細かさを見る

外壁の現地調査が数分で終わってしまい、状況をしっかり見ずに見積もりを出してくる業者も注意が必要です。現地調査は、一軒家であれば1~2時間はかかるものなので、数分で終わった場合はしっかり見てくれていないことになります。

細かく現地調査していないので、見積書も曖昧です。何を工事するのか細かく書かれていない場合、手抜きや悪徳である可能性が高いと考えましょう。

本物の職人なら、サイディングの状態からシーリングの細かいヒビなどをしっかり見つけて対処してくれます。複数社から見積書をとったら、金額だけでなく項目も比較してみてください。

アフターサービスを確認

サイディング塗装は定期的なメンテナンスが必要なので、アフターサービスが充実している業者を選ぶのがおすすめです。塗装から10年以内ならアフターサービスで対応してくれたり、定期点検がある業者を選びましょう。

5~15年間のアフターサービスで、適正価格で誠実な対応をしてくれる業者なら安心できます。30年間の長期保証を掲げている業者もありますが、そもそもサイディング塗装は10年周期でメンテナンスをするものなので、あまりに長い保証を掲げている業者は要注意です。

地元で外壁塗装の実績がある企業

大きく広告は出していなくても、地元で評判の外壁塗装業者があるなら、地元の業者に依頼するのがおすすめ。地元の口コミや信用で仕事をしている職人なら、中途半端な仕事はしません。

サイディング塗装の実績があれば、サイディングの状態を見ながら細やかに対応してもらえます。地元で地道に営業している業者であれば、施工費用も安く済む場合が多いです。

サイディング塗装の必要性まとめ

サイディングは、大切なマイホームを雨水や衝撃から守ります。デザイン性が高く、塗り壁や外壁タイルよりも安く施工できるので人気です。

防水性を考えると、10年おきにサイディング塗装を塗り替えるのがおすすめ。サイディング塗装が劣化していると雨水が侵入し、構造が腐敗して家が劣化してしまいます。

見た目が悪くなるだけでなく、断熱材が劣化したり、シロアリなどの虫害が発生したり……サイディング塗装の劣化を放置すると大変です。信頼できる業者を選び、定期的にサイディング塗装を塗り直して、大切なマイホームを守りましょう!