壊れてしまった波板を修理する方法とは?費用相場と業者選定のコツ

壊れてしまった波板はどう修理すればいいのだろうか、と悩まれている方に、修理方法や費用相場、業者選定のポイントをお伝えします。

現在はポリカーボネートの波板が主流となっていて、耐久性と価格のバランスが良くおすすめです。

では、より具体的なことをお伝えしていきますので、良ければご参考ください。

壊れた波板の修理方法

剥がれた波板の画像

壊れた波板を修理する方法は2つあります。一つは専門業者に依頼して波板を修理して貰う方法、もう一つはDIYで修理する方法です。

では、具体的に修理方法についてお伝えしていきます。

エクステリアやリフォーム業者に依頼して修理する

壊れた波板を修理するには、まず業者に依頼することが一つの方法です。業者に頼むメリットは、仕上がりの品質が良いこと、技術があるので耐久性に信頼が置けることです。

修理費用は掛かりますが、長持ちさせる方法など業者からアドバイスをもらいたい方や仕上がりの品質を重視したいという方におすすめです。

D I Yで修理する

最近ではDIYが流行り自分で修理している方もいます。DIYのメリットは業者に依頼するよりも費用を抑えられることです。

しかし、仕上がりは自分の技術にかかっているため、自己責任で行うことになります。また、正しく作業が行われていないと耐久性が低くなり、何度も修理することになってしまうので注意が必要です。

品質の他にも作業を行う時は怪我のないように安全を守って行うことが大切です。

DIYで修理する際にあると便利な道具

波板修理をDIYで行う時に必要な道具は下記になります。

  • 波板
  • 脚立
  • 電動ドリル
  • フック

脚立は修理する屋根に届く高さを選びましょう。

脚立には6尺(約1,800mm)、9尺(約2,700mm)、12尺(約3,600mm)など高さに種類があります。

カーポートの屋根でしたら9尺の脚立で届きます。電動ドリルはフックを取り付ける穴の開口のために使います。

フックは波板を止める部材で、引っ掛けるタイプと釘のように打ち込むタイプがあります。引っ掛けるタイプはカーポートの骨組みにある溝に引っ掛けて使い、釘のように打ち込むタイプは骨組みが木材の時に使用します。

波板修理の費用相場

費用相場のイメージ画像

波板の修理費用はエクステリア業者とリフォーム業者で異なります。費用を抑えたい場合はエクステリア業者、波板の他に家のリフォームも検討している方はリフォーム業者に依頼するのがおすすめです。

では、具体的な費用やDIYで修理する手順などをお伝えしていきます。

エクステリアやリフォーム業者に波板修理を依頼する場合

業者のイメージ画像
業者費用工期
エクステリア業者約3,000〜5,000円/枚約1日〜
リフォーム業者約4,500〜7,500円/枚約1日〜

エクステリア業者とリフォーム業者の費用の違いは、自社施行か外注に頼むかの違いです。エクステリア業者は自社内で職人を抱えていますので、作業代はリフォーム業者よりも安く設定がされています。

工事にかかる日数はどちらの業者も変わらず、ほぼ1日で終えます。注意するところは、一枚、二枚の張替えだと枚数の単価ではなく一式工事となり費用が約1.5〜3万円/式高くなる可能性があります。

これは、作業量が少ない現場で枚数単価だと一日の手間賃が赤字になってしまうからです。最低限の一日分の手間費用は発生するということに注意しましょう。

波板を修理する業者の種類と選び方

波板を修理する業者は、カーポートや外構工事などを専門とするエクステリア業者や総合的な工事を行っているリフォーム業者がいます。

業者の違いは、エクステリア業者は、エクステリアを専門としているため技術が特化し、費用はリフォーム業者よりも安く設定されている傾向にあります。

リフォーム業者は総合的な工事を行っているため、費用はエクステリア業者よりも高めですが、家全体のことを考えて修理のアドバイスがもらえ、一度依頼すれば他の修理も依頼しやすくなるメリットがあります。

どちらの業者を選んだほうがいいか悩まれるかと思います。基準としては、費用を抑え、特に外構工事以外のことは考えていないのならエクステリア業者に依頼するといいでしょう。

リフォーム業者の場合は、外構工事の他に家のリフォームを考えている方に適しています。小さな工事もリフォーム業者に頼むことで、お得意様として色々相談にのってくれることもあります。

D I Yで波板を修理する場合

DIYのイメージ画像

DIYで波板を修理する手順は以下のとおりです。

  1. 必要な波板の枚数を数え材料を調達する
  2. 既存の波板を剥がし骨組みを清掃する
  3. 新しい波板を設置する(※波板は2.5山分重ねて設置すること)
  4. フックの取り付け穴を電動ドリルであける(※フックの穴は6山間隔であける、穴はフックよりも1〜2mm大きくあける)
  5. 開けた穴にフックを取り付けて波板を固定する
  6. 完了

フックが釘になっているタイプも、そのまま打ち込むと波板が割れる可能性があるので、電動ドリルで下穴を開けてから作業を行いましょう。

D I Yで波板を修理する時の注意点

DIYで波板を修理する場合は、まず安全を確保して作業に取り掛かりましょう。「カーポートくらいの高さなら大丈夫」と油断せずに作業のしやすい服装で行うことが大切です。

また、ベランダ屋根の波板張替えは高所作業なので、落下の危険があります。ベランダ屋根の波板はハシゴを使って作業を行いますが、普段作業に慣れていない方は、無理をせずに業者に依頼することをおすすめします。

仕上がり品質と耐久性、安全性など、DIYはすべて自己責任となるため、十分に注意して行いましょう。

もう壊れて欲しくない!波板の種類はどんなのがある?

波板材はいろいろな種類があり、耐久性や見栄えもが異なります。

ここでは波板材の特徴を種類別にご紹介していきます。

硬質塩化ビニール

価格(材料費のみ)耐久性施工性寿命
約500〜600円/枚×約1〜3年

安価で加工しやすいのが硬質塩化ビニールの特徴です。一昔前のカーポートや倉庫、物置などで一般的に使われていました。

現在ではより耐久性を向上させた素材が増えて、金額も安くなってきたので、主流が移ってきています。硬質塩化ビニールは加工がしやすいというメリットはありますが、耐久性は約1〜3年短めです。

紫外線や風雨で劣化がしやすく、年数が経つと細かく割れてきます。長く使用したいという方には適さない波板材です。

ガラスクリア

価格(材料費のみ)耐久性施工性寿命
約1,300〜3,000円/枚×約1〜3年

材質は硬質塩化ビニールと同じですが、透明度が高く採光をとりたい時に最適です。採光に優れているため雪の多い地域や曇天の続く地域などで本領を発揮、その他にもテラスやサンルームにも適しています。

ただし、材質は硬質塩化ビニールのため、ポリカーボネートと比べて耐衝撃性は劣ります。価格もポリカーボネートが主流となっているため高めに設定がされています。

ガラスネット

価格(材料費のみ)耐久性施工性寿命
約700〜2,000円/枚約5年

ガラスネットは塩ビ波板に強化ガラス繊維を入れたもので、粘りがあり通常の塩化ビニール波板よりも強度が上がっています。

準難燃材として認定がされており、防火地域または準防火地域の屋根用途に使用できます。波板の長さによって価格は大きく変わり、6尺は約1,000円、8尺は約1,700円、10尺は約2,000円となります。

ポリカーボネート

価格(材料費のみ)耐久性施工性寿命
約800〜2,300円/枚約10〜15年

現在ではポリカーボネートの波板が主流となっています。耐衝撃性、耐熱性、耐候性、透明性が優れ、10年以上経っても劣化の少ない波板です。

ポリカーボネートの波板も長さによって価格が異なり、6尺は約800円、9尺は約2,000円、10尺は約2,300円となっています。性能と費用のバランスが良く、使いやすい波板です。

カラーアルミ

価格(材料費のみ)耐久性施工性寿命
約3,000円/枚〜×約15〜20年

費用は高めですが、アルミ製のため錆びにくく高耐久な波板です。加工は技術が必要ですので、DIYにはあまり適さないかと思います。

また、切断した切り口の処理を適切に行わないと錆の原因になりますので注意が必要です。金属製のため断熱性と防音性はありません。

カラートタン

価格(材料費のみ)耐久性施工性寿命
約700〜1,500円/枚約15〜20年

金属に塗装が施された昔から使用されている波板です。積雪区域の雪囲いや建物の外壁材、屋根材など多様な場面で使用されています。

金属製のため耐衝撃性が高く耐久性もあります。また、厚みが約0.2mmと薄いため、金属の割に加工がしやすくなっています。

ただし、金属の加工に慣れていない方は、最初は上手く切断できない可能性がありますので、DIYには適さないかもしれません。

カラートタンの塗装面が剥がれてきたら、再度塗装する必要があり、剥がれたままの状態を放置してしまうと錆びてしまうので注意が必要です。

波板素材別:性能比較表

種類別に波板の性能を表にまとめましたので、材選びの時にご参考ください。

 価格耐久性施工性寿命
硬質塩化ビニール約500〜600円/枚×約1〜3年
ガラスクリア約1,300〜3,000円/枚×約1〜3年
ガラスネット約700〜2,000円/枚約5年
ポリカーボネート約800〜2,300円/枚約10〜15年
カラーアルミ約3,000円/枚〜×約15〜20年
カラートタン約700〜1,500円/枚約15〜20年

費用を抑えて波板の修理をする方法とは

火災保険のイメージ画像

台風などで波板が壊れてしまうケースは多くあり、修理するにも費用が掛かります。

なるべくなら波板の修理費用を抑えたいという方に向けて、ここでは修理費用を抑える方法についてお伝えしていきたいと思います。

補償対象の損傷被害なら火災保険を使って波板修理ができる

カーポートの画像

波板は風に煽られたり、雪が積もって重さで割れてしまったりする損傷事例が多いです。台風や雪、雹などの自然災害で損傷した時は、火災保険を利用することができます。

火災保険に加入していれば、保険対象となる損害は保険金が支払われて経済的な負担を減らすことができますので、ぜひ利用してみましょう。

火災保険の利用方法

火災保険の補償対象は下記のものになります。

  • 風災
  • 雹災
  • 雪災

近年多くなっている大雨による洪水などは水災に該当します。これはオプション扱いとなっていることもあるので注意しましょう。

契約している保険内容によって補償対象は異なるため、各自現在加入している保険内容を確認することが大切です。

火災保険を利用する時の注意点

火災保険のトラブルは多く、保険加入者を狙って騙そうとする悪徳業者もいるので注意しましょう。

「無料で工事ができます」「自己負担ゼロだから大丈夫ですよ」など甘い言葉で契約を誘うので冷静に対処することが大切です。

トラブル事例では、保険金が下りる前に契約してしまい、破棄を申し出たら多額の違約金を請求してきた、工事を行ったのはいいが保険金が下りず修理費用全額を自己負担した、などがあります。

重要なのは保険金が下りる前に契約をしないということです。

では、下記にて失敗しない業者の選び方をお伝えします。

相見積もりをとって精査する

見積もりのイメージ画像

業者を選ぶ時は必ず相見積もりをとって、業者比較をしましょう。相見積もりをとることで、工事内容、適切な価格設定、業者の実績や知識、業者の対応力がわかります。

不明点や工事の仕方の説明、提示した金額の根拠、数量や工事工程を詳しく記載する見積もりなど、具体的で丁寧な対応をしてくれる業者を選ぶことが大事です。

質問したり、より細かい見積もりを請求したりしても出し渋るような業者は、まず契約をしない方がいいでしょう。火災保険を利用する場合は、火災保険の実績を持っているのも選ぶ基準となります。

まとめ

波板は年数が経てば劣化する消耗品です。メンテナンス時期がきましたら、波板の張替えを行いましょう。

波板には種類があり、現在ではポリカーボネートが主流です。耐久性と価格のバランスが良いので、金属を希望しているなど特別な要望がなければポリカーボネートの波板がおすすめです。