天窓の雨漏りを自分で修理する方法と業者に依頼するべきケース

住宅で長く暮らしていると、知らない間に床や机が濡れていることがあります。見上げてみると、天窓からポツリポツリとしたたる水。いわゆる雨漏りです。

雨漏りは初期段階では生活に大きな影響はないですが、早めに対処しないと大きなトラブルになります。

本記事では天窓から雨漏りする原因や修理方法について具体的に解説するので、参考にしてみてください。

天窓から雨漏りするときの状況

本項目では天窓から雨漏りするときの状況を解説します。

雨が降っている

天窓から雨漏りする状況で最も多いのはやはり雨天のときです。天窓周辺に溜まった雨水が漏れ出し、室内へとしたたり落ちます。

とくに梅雨の時期や台風など、降水量が多いときは雨漏りする可能性が高まるでしょう。現在、天窓から雨漏りしている住宅は本格的な雨天シーズンの前に修理することをおすすめします。

気温が低い

天窓の雨漏りは気温が低い冬場のなどにも起こりやすくなります。冷えた天窓周辺の空気が暖房によって温められ水滴に変化するためです。

天窓に溜まった水分は室内に漏れ出すだけではなく、カビや腐敗の原因にもなります。雨水が漏れているわけではないからと、放置しておくことは危険が高いといえるでしょう。

結露の場合は外から水が漏れていると気がつきにくいので注意が必要です。

天窓から雨漏りする原因

本項目では天窓から雨漏りする根本的な原因について説明します。

天窓の経年劣化

天窓から雨漏りする多くの原因は経年劣化によるものです。天窓は設置から長い年数が経過すると、ガラスのヒビ割れや木枠の腐敗などが起こります。そこで生じた隙間から雨水などが漏れ出してくるのです。

天窓の耐用年数は一般的に20~30年程度ですが、気候などの環境により、寿命が早まるケースもあります。

雨漏りが生じている場合はまずは天窓の経年劣化を疑いましょう。

天窓周辺に汚れが溜まっている

天窓周辺に溜まっている汚れが雨漏りの原因となっている場合もあります。天窓周辺に枯れ葉やホコリなどが蓄積すると、水はけが悪くなり、想定外の隙間から水が漏れ出すのです。

とくに台風の後のような強風が吹いたあとは想定外のゴミが蓄積されている可能性があります。

天窓から雨漏りが生じている場合は汚れの溜まり具合もチェックしてください。

ときには施工不良が原因の場合も

新築住宅や天窓を交換したばかりなのに雨漏りが生じる場合は残念ながら施工不良の可能性もあります。

たとえば、建て付けが悪く天窓周辺に隙間が生じている、立て付け時にガラスや木枠が破損しているといった具合です。

施工不良なのかどうかは素人が判断するには難しいので、専門家に調査を依頼したほうがいいでしょう。

自力でできる天窓の雨漏り修理方法とは

本項目では自力でできる天窓の修理方法を解説します。雨漏りが軽微な場合は試してみてください。

天窓にシールを貼る

天窓に少々の隙間が空いている場合は防水シールを貼ることで応急処置が行えます。目に見える隙間だけではなく、ガラスと囲いの部分にシールを貼ることで、水漏れをより防ぐことができるでしょう。

ただし、屋根の形状によっては天窓周辺にのぼるだけでも一苦労です。屋根の足場悪い場合は素直に業者に修理を依頼したほうがいいでしょう。

天窓周辺を掃除する

天窓に汚れが溜まっている場合は掃除をするだけで雨漏りが改善することがあります。

天窓を開けて外に手が届く場合は、ホウキなどを使ってゴミを掻き出してください。屋根の上にあがれるのであれば、ホースで水洗いするのもいいでしょう。

天窓が埋め込み式や、手の届かない位置に設置されているときは、業者に掃除を依頼してください。

無理な姿勢で掃除を行うと事故につながるので、安全を優先して判断するのが大事です。

天窓の雨漏り修理を業者に依頼したほうがいいケース

本項目では天窓の雨漏りを確実に業者に依頼するべきケースを紹介します。

天窓のガラスが割れている

天窓のガラスがヒビ割れていたり、欠けていたりする場合は最初から業者に修理を依頼しましょう。

自力で交換することも可能といえば可能ですが、素人の施工では雨漏りが悪化する可能性があります。プロの業者に依頼したほうが確実性が高いといえるでしょう。

天窓の木枠が腐っている

天窓の木枠が腐っている場合も業者に修理を依頼することをおすすめします。木枠は各住宅によって寸法が違うため、採寸などの手間があるためです。

ガラスの交換と同じく素人では正しく施工できないこともあるでしょう。木枠が正しく設置されていないと、雨漏りだけではなく住宅の気密性や断熱性も低下します。

木枠がボロボロになっているときは早めに業者に相談してください。

取り付けから20年以上経過している

自力で修理できる状態でも取り付けから20年以上経過している天窓は業者に依頼して交換してもらいましょう。

一般的な天窓の耐用年数はおおよそ20年~30年です。仮に自力で修理できたとしても、すぐに雨漏りが再発する可能性があります。

その都度、修理を行うには労力と費用がかかるため、業者に依頼して早く交換してもらうほうがコスパが良いといえるでしょう。

天窓の雨漏り修理を業者に頼むときの予算相場

天窓の雨漏り修理を業者に依頼したときの予算は各住宅によって異なります。当然ですが、天窓のサイズや破損具合によって見積もりが決まるためです。

目安としては部分的な修理でいえば数万円程度。大がかりな修理や交換になると、25万から100万あたりの予算を考えたほうがいいでしょう。

一見、高額にも見えますが、雨漏りは家電の漏電や、室内家具の破損などの2次災害を引き起こします。床や畳が湿気で腐敗して張り替えなければならないケースもあるので、油断は禁物です。

早めに修理を行うことで、結果的に余分な出費を抑えることにつながるでしょう。

天窓の雨漏り修理を業者に依頼するときの注意点

本項目では天窓の雨漏り修理を業者に依頼するときに注意したいことを解説します。

屋根の種類に応じた専門家がいるかチェック

天窓の雨漏り修理を業者に依頼するときは屋根の種類に応じた専門家がいるかが重要です。とくに屋根に瓦を使っている場合は瓦屋根の専門家、または瓦専門の業者と提携しているかを確認してください。

瓦屋根の場合は昨今の洋風住宅とは勝手が異なる部分が多いため、より専門的な知識を求められます。

万が一ですが、施工不良につながるといったケースも考えられるため、各住宅の屋根の種類に応じた専門家が所属している業者に依頼しましょう。

見積内容をしっかり確認する

天窓の雨漏りを業者に依頼したときは見積内容をしっかり確認してください。主にチェックする内容は施工内容が妥当かどうかです。

たとえば、見た感じ軽微な破損にも関わらず、天窓を丸ごと交換するといった提案をされたときは要注意。悪質な業者だと不必要な施工で見積り額を増大させていることがあります。

もし、依頼した業者の見積もりを不自然に感じたときは複数の業者に天窓をチェックしてもらい、見積もりが妥当か判断しましょう。

天窓の雨漏りは早めに対処しよう

天窓の雨漏りを修理する方法や業者に依頼したときの予算について解説しました。天窓の雨漏りはささいなトラブルに見えても、後々の大きな被害につながります。

少しでも水が漏れていることを確認したら、早めに修理することを検討してください。また、修理後は快適な住宅を維持するためにも定期的なメンテナンスを忘れないようにしましょう。