洗面所の床を張り替える際の費用と注意点

洗面所は洗濯機、浴室、手洗い場などがあり、頻繁に水を使用するため、床が劣化しやすい部分です。

洗面所の床は定期的に張り替えを行う必要がありますが、はじめての張り替えはリフォームであれば、費用や手順についてわからなことも多いのではないでしょうか。

そこで、今回は洗面所の床の特徴や施工方法、工事費用や注意点について詳しく解説していきます。

これから張り替えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

洗面所の床の特徴

洗面所の床は、使用頻度が高く、小さなスペースで湿気が多い場所であるという特徴があります。

一戸建ての平均的な洗面所の広さは3畳ほどですが、床は日々の使用によって劣化が進行します。

洗面所の床に発生するゆがみや破損の原因は、湿気であることがほとんどです。浴室からの浸水による浸食、洗面台や洗濯機等の配管からの水漏れなどが主な原因となります。

洗面所の床の施工方法

洗面所の床は、新規張り、重ね張り、下地工事などの工程が発生します。

それぞれについて詳しく解説していきます。

新規張り

新規張りとは、その名のとおり床材を剥がして下地の上から新しい床材を張り替えることを言います。

洗面所は水回りであるため、下地の浸食が進んでいるケースが多く、そのような場合は新規張りによるリフォームを行うことになります。

新規張りがおすすめの場合は、床にカビが発生している場合、床がきしんだりぶかぶかする場合、表面に傷や凹凸が発生している場合です。

このような症状が見られる場合は、既存の床に激しい浸食が見られると判断できるため、上から重ねて床材を張ってしまうとトラブルが起こる場合があります。

重ね張り

重ね張りとは、既存の床材を剥がさずに直接上から新しい床材を張り付けることを言います。

重ね張りは下地を剥がさないため、下地の補修などを行うことはできません。

リビングなどの場合は重ね張りを多用しますが、ある程度築年数が経った洗面所の下地を補修せずに重ね張りするには一定のリスクも伴います。

重ね張りがおすすめの場合は、床の表面が色褪せている場合、床の表面に汚れが目立つようになってきた場合です。

これらの状態は、床の内部ではなく表面の劣化に過ぎないため、深刻な劣化状態とは言えません。そのため、上から床材を新たに重ねて張っても問題はないでしょう。

とは言え、新規張りが良いのか重ね張りがよいのかは素人には判断できないことがほとんどです。

まずは業者に相談し、下地の状態を診断してもらうようにしましょう。

下地工事

下地工事とは、床材の下にある下地の補修を行う工程のことです。

上述のとおり、新規張りの場合、下地のチェックを行い、補修の必要があれば下地補修をした後に新しい床材を張ることになります。

水回りである洗面所であれば、下地工事を行うことも多くなると想定されます。

床は根太などの床組の上から合板が張られており、その上に床材を張ることで成立しています。

この根太や床組より下のものを下地と呼びますが、下地工事は状態によって合板の張り替えのみで良いのか、床組から工事が必要なのか異なります。

当然、浸食が深刻なほど下部まで工事が必要になり、その分費用も高額になっていきます。

洗面所の床を張り替える際の工事費用

洗面所の張り替えは、下地工事の有無や新規張りか重ね張りかによって費用が大きく異なってきます。

次の3つのケースについて詳しい費用を見ていきましょう。

新規張りで下地工事をする場合

新規張りを行い、下地の補修が必要な場合、どの程度の補修かによって費用は変わってきます。

例えば、部分的な劣化を補修する小規模な工事である場合は、補修費用は50,000円程度で済みます。

一方、大規模で全面的な下地の補修が必要な場合は、費用は120,000円程度必用になってくる場合もあります。

下地補修はある程度費用がかかりますが、この費用を節約しようとすると後々大きなトラブルになってしまうため、しっかりと見積っておきましょう。

新規張りで下地工事をしない場合

新規張りを行い、かつ、下地の補修は必要ない場合は、当然補修費用分が節約できます。

新規張りは重ね張りよりは費用がかかりますが、素材の費用や養生費、清掃費を入れても40,000円程度で済みます

重ね張りの場合

重ね張りの場合、既存の床材を剥がしたり、下地を補修する工程はありません。

このため、新規張りの場合と比べて費用は安価に抑えることができます。

重ね張りの工事費の一例を挙げると、養生費、素材費用、清掃費、運搬費や諸経費を足して合計30,000円程度です。

ただし、重ね張りの前に業者に下地の状態を診断してもらったり、普段の使い心地などの情報を相談しておくようにしましょう。

痛んだ下地の上から重ね張りを行ってしまうと、後々かえって大きな補修工事を行わなければならないこともあるからです。

洗面所に適した床材

洗面所は特に水滴や湿気などにさらされやすいことから、他の部屋と異なり特殊な環境であるといえます。

ここでは、洗面所に適した素材として、クッションフロアとフロアタイルをご紹介します。

クッションフロア

クッションフロアは塩化ビニール製の床材であり、素材が柔らかく、足に触れた時に心地良い感覚が味わえることが特徴です。

また、費用は次に紹介するフロアタイルよりも安く、手軽に重ね張りなどができることが魅力です。

クッションフロアは全体が一枚のシートになっており、広げて上から貼るだけで工事ができるので手間も時間もそれほどかかりません。

ただし、フロアタイルに比べて耐久性はやや劣ります。

フロアタイル

フロアタイルはクッションフロア同様に塩化ビニール製ですが、より表面が硬く耐久性があります。

フロアタイルはその名のとおりタイルのようになっており、1枚1枚床に張るためやや時間がかかります。

また、費用もクッションフロアに比べて割高です。

見た目の質感はフロアタイルの方が高級感がありますが、予算の都合に合わせて選ぶと良いでしょう。

洗面所の床を張り替える際の注意点

洗面所の床を張り替える際には、床の劣化原因を確認したり、周囲の素材との組み合わせについても気を付けなければなりません。

床の劣化原因を確認して置く

単なる経年劣化による場合は、表面を重ね張りするだけでも問題はありません。

しかし、洗面所の性質上、配管や浴室からの水漏れなども原因として考えられます。

業者によりこのような水漏れなどが原因と診断された場合は、新規張りを行い下地から補修を行いましょう。

診断された床の状態に合わせて最適な工事を選択することが重要です。

部分的な張替えには周囲との組み合わせに注意

部分的な張り替えは、周囲とのデザインや素材の組み合わせを十分に検討しましょう。

床の一部が腐っている場合などは、張り替えによりどうしても継ぎ目ができてしまいます。

外観を気にする場合は、できるだけ目立たないように古い素材とマッチするものを選びましょう。

洗面所の床を張り替えを業者に依頼する際のポイント

洗面所の床は浸食が進んでいることが多く、大規模な工事になりがちです。

特に下地の補修が必要かどうかの判断や補修工事などには専門的な知識と技術が必要であり、慎重に業者を選定する必要があります。

その際、業者のホームページ上で工事の詳細な実績が載っているかどうか確認しましょう。実績が豊富な業者であれば細かな下地の補修時の写真等も掲載されています。

また、見積もりには床材の処分費用や家具の移動費用なども細かく計算に入れられているか確認しておきましょう。

いい加減な業者は、見積もりの費用を一括して計算している場合があります。

何かとトラブルの多い洗面所の床ですので、優良な業者に頼んで満足のいくリフォームを行いましょう。